home turedure concert mahler bruckner sibelius brahms hikaku profile
ki シベリウスの森 ki

ジャン・シベリウス(1865-1957)

交響曲第1番
交響曲第2番
交響曲第3番
交響曲第4番
交響曲第5番
交響曲第6番
交響曲第7番
交響詩<フィンランディア>
クレルヴォ交響曲

CD評価基準について

評価★★★★★★★★★★:当方の大推薦盤

評価★★★★★★★★★☆、★★★★★★★★☆☆:推薦盤(買って損はなし)

評価★★★★★★★☆☆☆、★★★★★★☆☆☆☆:悪くはないが、私の好みではない

評価★★★★★☆☆☆☆☆以下:演奏としてはあまりお勧めしない。即中古行きか?


シベリウス交響曲第1番

当方がシベリウスで初めて聴いた交響曲です。当然、2番は断片的(4楽章の出だし)には聴いていたのですが、FMでこの1番が放送され(演奏者は忘れました)、1度でこの曲が好きになりました。翌日、直にCDを購入した程です。今でも後期の5,6,7番に次いで、好きな曲である(2番よりも)。若きシベリウスの情熱を感じることが出来る(とはいえ作品番号39ですが)。聴きどころも2番より多いと思うのは私だけでしょうか?

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤10枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1986年  評価
★★★★★★★★★★+★
[感想]1999年の名曲・名盤300の第1位の演奏である。そして、なんと「このCD」、上記に示したFMで聴いた翌日購入したCDなのです。CD屋には2番のCDは複数枚置いていたのですが、この1番はこのベルグルンド@ヘルシンキフィルしか無かったのです。その頃当方は、「カラヤンだのベームだのBPOだのVPOだの」、メジャーな演奏家のCDしか購入していなかったのです。CD屋で、ベルグルンド?ヘルシンキフィル?おいおいこの演奏CD大丈夫か?と思いながら購入した記憶があります。しかし、初めて聴いて「これは素晴らしい」と感動しました(心の中ではもっと素晴らしい演奏があるに違いないと思いながら)。このCDに出会わなかったら、シベリウスの交響曲が好きになるのが遅れたと思います。このCDは当方にとって忘れられない1枚です。当方のクラシックファン史に欠かせない1枚です。そこで星1つ追加します。さて、この演奏ですが、このコンビの特徴である<シベリウスの雰囲気>そして繊細な演奏なのですが、この1番に関しては、熱い演奏を聴かせてくれます。全ての要素が盛りこまれた演奏です。名曲・名盤300の第1位も当たり前と思うのですが。しかし、偶然、このような名演CDにめぐり会えたとは、今考えても感慨深いものがあります。

2)ロリン・マゼール@ピッツバーグ響

1990年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]マゼールのシベリウスの特徴であるゆったりとしたテンポは、この曲ではあまり見られない。とはいえ、ベルグルンド盤と比較して、1楽章で1分、4楽章で2分長いが。若干ゆっくりな程度であり、実に雄大な演奏である。特に4楽章は聴き所である。しかし、ベルグルンド@ヘルシンキフィルと比較すると情熱と繊細さに欠けるなあ。

3)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1977年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]出だしの音、特にティンパニーからザンデルリンクの重厚さが堪能できます。雄大かつ繊細、本当に素晴らしい演奏です。存在感満点です。2番のところでも述べていますが、この1番も含め、響きの厚い曲には、このザンデルリンクの解釈もピッタリきます。ベルグルンド盤も最高ですが、このザンデルリンクのような重厚雄大な演奏も良いものです。

4)C・デイヴィス@ボストン響

1976年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]このコンビですが、他の曲では辛口批評になっていますが、この1番については推薦します。繊細な響きかつ情熱を感じさせる演奏です。オケも完成度の高い演奏をしています。特に4楽章はマゼール盤と同じ位にゆっくりとしたテンポで情熱的で雄大な解釈で思わず興奮してしまうほどです(この4楽章は大推薦です)。全体的にはベルグルンドとザンデルリンクの中間的な演奏と言えるでしょう。

5)パーヴォ・ベルグルンド@ヨーロッパ室内

1997年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]さて、ヘルシンキフィルとの録音から10年!ベルグルンドの解釈(テンポも)は基本的に変わっておらず、当方は安心しました。1音1音のニュアンスの付け方は文句無し。何とも表情豊かの極み。ベルグルンド最高! <これぞ!シベ1> 「ヘルシンキフィル」か「ヨーロッパ室内」かは、皆様の音色、アンサンブルの好みお任せ致します。

6)カラヤン@BPO

1981年  評価
★★★★★★★☆☆☆
[感想]弦楽器の美しさは、さずがBPOと言いたいところですが、響きのバランスが?打楽器が叩き過ぎ!さらに、録音がイマイチです。あえて、「このカラヤン盤でなければ」というアピールポイントも見つからず。

7)サラステ@フィンランド放送響

1993年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]ライブでの録音で、まさに熱気溢れる演奏です。本当にこのコンビ上手いです。ライブでどうしたらこのように完璧に演奏できるのでしょうか? 聴いていて、手に汗握る熱い演奏です。パワーに圧倒されます。その分、アンサンブルの響きの精度に欠ける部分がありますねえ!

8)バーンスタイン@VPO

1990年  評価
[感想]

9)ヴァンスカ@ラハティ響

1996年  評価
[感想]

10)バルビローリ@ハレ管

1966年  評価
[感想]
おまけ
以上、1番について、本文でも述べていますが、ベルグルンド@ヘルシンキフィル盤については特別な思いがあるので、冷静には評価できませんでした。「当方所有のCDでシベリウスのCDを1枚選べ」と言われれば、躊躇無く<このベルグルンド@ヘルシンキフィルの1番、6番カップリング>のCDを選びます。それほど素晴らしい演奏だと思うのですが。

上へ


シベリウス交響曲第2番

シベリウスの交響曲作品の中では最も有名な曲でしょう。しかし、<音楽の友>の好きな交響曲の30位にもランクインされていません(マーラーやブルックナーは数曲ずつ入っているのに)。当方には、シベリウスは交響曲作曲家というイメージがあるのですが、他の方には違っているのかもしれません。さて、曲についてですが、当方はシベリウスの後期交響曲が好きであるが、この2番は、どうも後期の曲と比べて奥深さが足りなく、心に響くものが少なく感じられる。逆に、それがシベリウス音楽の難解さが無く、人気があるとも言える。このためシベリウス指揮者以外のいろいろな指揮者によって演奏され、ますます他の交響曲との演奏頻度に差がついてしまう。しかし、是非、シベリウス指揮者と呼ばれる指揮の2番を聴いてもらいたいものである。そこで、この曲の別の魅力も発見できるのではないだろうか。

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤11枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1986年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]普通、シベリウスらしくなく演奏されてしまう2番もベルグルンド@ヘルシンキのコンビの演奏では、<シベリウス>独特の雰囲気たっぷり。非常に細かい繊細な表現です。当方が2番を名曲だと認識させてくれた演奏です。ヘルシンキフィルは、本当にシベリウスの雰囲気を表現してくれます。

2)オーマンディ@フィラデルフィア管弦楽団

1972年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]シベリウス本人からお墨付きを得ていた「オーマンディのシベリウス」であるが、確かに、このように立派に大交響曲に演奏されるとシベリウスも満足なのではないだろうか(シベリウスらしさは全く感じられないが)。当方も、この演奏を聴いているとついつい力が入ってしまうのだ。聴き終わった後の充実感もピカイチである。

3)マゼール@ピッツバーグ響

1990年  評価
★★★★★★★☆☆☆
[感想]マゼールのシベリウスの特徴であるゆったりとしたテンポが、ここでも出ている。1楽章が11分30秒とベルグルンドより、2分30秒も長い。このテンポ、7番では成功したのだが、2番の1楽章では冗長感がして良くない。2楽章以降は、通常のテンポに近くなるのだが。このマゼールの2番については、シベリウスらしさも無く、かといって、雄大に豪華に演奏している訳でもなく、中途半端の印象です。

4)C・デイヴィス@ボストン響

1976年  評価
★★★★★★★☆☆☆
[感想]ディヴィスにしては、珍しく丁寧な響きを重視した演奏です。オケも完成度の高い演奏をしています。しかし、こじんまりとまとまっている印象は否めません。

5)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1975年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]このザンデルリンクのシベリウスなのですが、オケがベルリン響でありながら、シベリウスを実感させてくれるところには、関心させられます。この2番も7番、5番同様に、重厚な曲には、このザンデルリンクの解釈は最高です。シベリウスらしさを残しながら、管弦楽も堪能させてくれるところには脱帽です。

6)ヴァンスカ@ラハティ響

1996年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]このCDを聴くと演奏会が思い出されます(参照:コンサート批評)。このCDには、その感動が入っていました。<まさに、この演奏でした!!>弱音部の特徴はあるものの解釈的には、ベルグルンドとザンデルリンクの中間といった感じです。さらに強調したいのは、この録音の良さ!!

7)パーヴォ・ベルグルンド@ヨーロッパ室内

1997年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]この演奏の評価であるが、残念ながら満点にはなりませんでした。このシベ2は、やはり大曲であり、編成的に厳しいヨーロッパ室内も頑張っていますが、演奏に余裕が感じられず(特に強音部)。精一杯過ぎで音が窮屈に聞えてしまいます。小編成ゆえのシベリウスの他曲では利点があっても、この曲だけは厳しいかもしれません。

8)サラステ@フィンランド放送響

1993年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]1番の時と同じコメントを書きそうでイヤなのですが、この演奏に関しては、情熱の行き過ぎを押さえた演奏で(あくまでも行き過ぎなかっただけで十分情熱的です)、上手くバランスが取れている名演だと思います。ベルグルンド、ヴァンスカ等の名演と比較しても遜色無い演奏です。ライブ演奏だけあって、興奮度は満点!!

9)バーンスタイン@VPO

1986年  評価
[感想]

10)ベルグルンド@ロンドンフィル (SACD)

2005年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]ベルグルンドの解釈についてはもう何も言うことは無いと思います。この演奏についてはただ1点ロンドンフィルが ベルグルンドの解釈をきっちりと音にできるのかそれだけ!!ヘルシンキフィルとの録音から20年後、録音も良く、テンポは少しだけ遅くなっております。このようなCDがリリースされたことは 本当に喜ばしい限り!さーーて、この演奏ですが、ロンドンフィルも素晴らしい演奏をやってくれました。ベルグルンドのシベリウスです。 しかし、ヘルシンキやヨーロッパ室内のCDを持っている方が買う必要があるのは・・・ご自身でご判断を!

11)バルビローリ@ハレ管

1966年  評価
[感想]
おまけ
以上、2番について述べてきましたが、今のところ、ベルグルンド@ヘルシンキ、オーマンディ、ザンデルリンク、ヴァンスカ、サラステの5枚が推薦盤です。この中で1枚選べというなら、やはり「ヴァンスカ盤」でしょうね。このCDを聴いていると、あの演奏会の思い出が浮かんできます。あのヴァンスカのダイナミックな指揮、意識統一された音、会場の緊張感、、、、。

上へ


シベリウス交響曲第3番

この交響曲3番ですが、シベリウスの交響曲の中でも最もマイナーな存在なのかもしれません(除くクレルヴォ交響曲)。確かに、1番、2番のように正統派な雄大な曲でもなく、5番以降のように内容が濃いと感じられません。<小交響曲>という趣です。そのためか当方にとって、3番、4番と聴く機会が少ない曲となっています。しかし、シベリウスにとって、<転換期の曲>だという見方をすれば、面白く聴けます。

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤8枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1987年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]定番のこのコンビですが、この3番を飽きさせずに聴かせてくれます。他の曲同様<シベリウス>の雰囲気で、「響き」重視の音作りで<美しさ>たっぷり。思わず、後期交響曲をイメージしてしまいます。2楽章の「暖かさ」は最高!!

2)ヴァンスカ@ラハティ響

1997年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]このヴァンスカ@ラハティのコンビですが、この交響曲を「雄大かつ美しい響き」で表現しています。おそらく「転換期の作品」という影響を重視しているということでしょう。確かに、通常<小交響曲>と感じられるこの曲を中庸的にうまく表現しているようです。当方も再認識させられました。素晴らしい演奏です。

3)C・デイヴィス@ボストン響

1977年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]この演奏から<シベリウス>は感じられないのですが、重厚な演奏となっていますが、録音上の問題かもしれませんが、音が濁って感じられ、<美しさ>を感じることが出来ませんでした。

4)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1971年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]このコンビの特徴でもある重厚さ、雄大さが、この曲の演奏でも表れています。2番からの流れを重視したと感じることが出来ます。しかし、この演奏、立派過ぎ!!今まで、「どうも3番は?」という方に是非、お薦めの演奏です。<当方の3番のイメージと離れています。>

5)パーヴォ・ベルグルンド@ヨーロッパ室内

1997年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]さて、ベルグルンドの最新盤です。演奏の解釈としては、「響き」重視でヘルシンキフィルとは大きく変わっていないのですが、若干、重厚さが加わっています。さらに「ヨーロッパ室内の音色」と「録音の良さ」によって、鮮明で明るい音色となっています。ヨーロッパ室内の上手さや演奏の細部が十分に聴き取れ、ヘルシンキ盤と違った魅力もあります。

6)サラステ@フィンランド放送響

1993年  評価
[感想]

7)マゼール@ピッツバーグ響

1992年  評価
[感想]

8)バルビローリ@ハレ管

1969年  評価
[感想]
おまけ
以上、3番について評価してきましたが、ベルグルンド@ヘルシンキ、ヴァンスカ@ラハティ、ベルグルンド@ヨーロッパ室内の3枚を推薦します。感想でも述べましたが、「ベルグルンド@ヘルシンキ(後期交響曲風)」、「ヴァンスカ@ラハティ(転換期風)」、「ザンデルリンク@ベルリン響(初期交響曲風)」の3枚を聴くと、おそらくあなたにピッタリの3番が見つかるはずです。

上へ


シベリウス交響曲第4番

当方がこの曲を初めて聴いたのは、カラヤンのCD(交響曲4,5番のカップリング)でした。5番の方は直ちに気に入ったのですが、この4番は強烈な陰鬱な出だしに圧倒され、体が拒否反応を起こし、その後、再び4番を聴いてみようと気が起こるまでに、約7,8年かかったのではないでしょうか。ですから、この4番については、イマイチ把握しきれていないところがありますが、シベリウス研究家によると、シベリウス最高峰の曲とも評価されている曲です。当方は納得できんなあ!7番じゃないの?

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤9枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1984年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]なんともまあ暗く、沈みがちな表現!説得力十分!これぞ、シベリウス交響曲4番の解釈ではないでしょうか?響きといい、解釈といい、シベリウスの苦悩が十分に聴き取れます。うーむ、当方にとっては、この演奏、あまりにも直接的で暗く、美しく、陰鬱過ぎて、聴くに耐えられん!!落ちこんでしまいそう。演奏、解釈的には超満点なのですが、当方の心がこの演奏を受け入れる度量が無い!

2)C・デイヴィス@ボストン響

1976年  評価
★★★★★★★☆☆☆
[感想]全体的にゆったりとしたテンポです。特に3楽章は13分近くある。デイヴィスの解釈か、録音の影響か不明ですが、音がくすんでおり、この4番の陰鬱感が漂っています。合奏部には上手さを感じるものの、しかし、ソロパート(チェロやフルート等々)が、かなり抑えた表現であるのが残念です。

3)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1979年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]いきなり重厚な響きで始まります(ザンデルリンクのシベリウス解釈の特徴でもありますが)。全体的に見ても、各パートがゆったりと堂々と明朗な音を奏で、4番の解釈としては立派過ぎる気が致しますが、当方にとっては、聴きやすい演奏であります。

4)パーヴォ・ベルグルンド@ヨーロッパ室内

1995年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]ベルグルンドの解釈は、基本的にヘルシンキ・フィル盤と変わっていませんが、オケがヨーロッパ室内になったことで、音質が明朗となり、つまり、暗さ、陰鬱さが薄らぎ、当方にとって、ベルグルンドの解釈で、この4番を堪能出来る演奏となっています(ヘルシンキ盤は精神的につらい)。しかし、本当にヨーロッパ室内の演奏者は上手いですね!感心してしまいます。この4番の演奏なら、当方、何度でも聴けます!

5)カラヤン@BPO

1976年  評価
[感想]

6)マゼール@ピッツバーグ響

1990年  評価
[感想]

7)サラステ@フィンランド放送響

1993年  評価
[感想]

8)ヴァンスカ@ラハティ響

1997年  評価
[感想]

9)バルビローリ@ハレ管

1967年  評価
[感想]
おまけ
以上、4番の聴き比べを行ないましたが、シベリウス好きの当方でも、いまだにベルグルンド@ヘルシンキ盤のように、受け止めることの出来ていない演奏があります。それほど、この4番はシベリウスの曲の中でも、奥の非常に深い曲といえるでしょう。当方がいつになれば、ベルグルンド@ヘルシンキ盤を十分に聴きこなすようになるのでしょう?

上へ


シベリウス交響曲第5番

当方が考えるに、この5番は最も<シベリウスらしい>交響曲と思っているのですが。1楽章の出だしから、北の大地を思い起こさせてくれます。特に3楽章冒頭の「弦楽器の刻み」は、寒々とした雪に覆われた大地を感じます。その後に続くホルンの雄大な旋律(白鳥の賛歌)、この旋律が最後、堂々と盛り上げます。さらに、フィナーレの6つの和音には、驚かされます。

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤12枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1986年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]ベルグルンド@ヘルシンキの5番です。他の曲では大絶賛しておりますが、この5番については、少し厳しい評価になってしまいます。確かに、<シベリウス>を十分に感じることはできます。しかし、音が繊細過ぎ、「北の大地の雄大さ」が欠けてしまっています。

2)ヴァンスカ@ラハティ響(現行版)

1997年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]当方の<理想の演奏>と言って良いでしょう。ヴァンスカの特徴である弦楽器の弱音部が、この曲の寒々としたイメージと上手くマッチしている。しかも、金管の重厚な響きも十分であり、雄大さを感じることが出来る。

3)ヴァンスカ@ラハティ響(オリジナル版)

1995年  評価
★★★★★★★★★★+★
[感想]まず、オリジナル版の録音してくれたことに星1つ追加です。演奏に関しては、上記と同様、完璧なものとなっています。オリジナルと現行の大きな違いは、オリジナル版での1、2楽章が、現行版では1楽章に統合されています。あと終楽章が、オリジナル版では、1.5倍くらい長くなっています。つまり、現行版では、ブラッシュアップされたといったところでしょうか。曲の感じとしては、現行版と比較して、やや温和なイメージとなっています。当方としては、このオリジナル版も現行版も大好きですね。もっと、このオリジナル版の録音が増えることを期待します。

4)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1972年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]重厚な響きで、特に木管、金管が充実しています。当方所有の中では、最も雄大さを十分感じることが出来ます。<寒々とした荒涼の大地>という雰囲気というより、<吹雪の大地>といった感じでしょうか。

5)C・デイヴィス@ボストン響

1975年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]1、2楽章が遅いテンポで、3楽章でハイテンポになります。今まで、当方が酷評してきたデイヴィス盤ですが、この5番では、なかなかの演奏です。音色が上記のCDらと比較して、アメリカのオケらしく洗練された響きを堪能することが出来ます。

6)パーヴォ・ベルグルンド@ヨーロッパ室内

1996年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]名曲名盤300では文句無しの堂々の1位のこの演奏。確かに素晴らしい、演奏、解釈については文句の付けようが無い。初めて聴いた時には、まさに「目から鱗が落ちたような」感じ。1音1音が漏らさず聞こえ、お互いが有機的につながり、驚きの連続!!録音も良し。この演奏は絶対に聴くべき演奏です。ただし、ヨーロッパ室内オケの音色が洗練され過ぎで、シベリウスらしい陰の部分が感じられないのは仕方ないのか?

7)カラヤン@BPO

1976年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]このコンビの5番ですが、管楽器バリバリの派手な解釈かと思いきや、何とゆったりとしたテンポで丁寧な暖かい曲作りでした。悪く言えば、インパクトが弱い。カラヤンでのこのような解釈はめずらしいのでは? シベリウスらしさはありませんが、この曲に安らぎを感じさせてくれるとは、これはこれで凄いのでは。

8)マゼール@ピッツバーグ響

1990年  評価
[感想]

9)サラステ@フィンランド放送響

1993年  評価
[感想]

10)バーンスタイン@VPO

1987年  評価
[感想]

11)マゼール@VPO

1966年  評価
[感想]

12)バルビローリ@ハレ管

1966年  評価
[感想]
おまけ
以上、5番についての批評をしてきましたが、ヴァンスカ盤は、オリジナル版、現行版を聴き比べできるお得なCDと思います。演奏も素晴らしいですし。

上へ


シベリウス交響曲第6番

当方のプロフィールの中にも述べていますが、この曲を初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れません。「こんなにも美しい交響曲があったのか」「交響曲というよりも組曲のようだ」と。良い意味で今でも第1印象でこの曲を越えるほど衝撃を与えた曲はありません。当方の求める6番像は美しくさらにチャーミングであることです(皆さんとは異なるかもしれませんが)。ですから、この観点で評価させてもらいます。しかし、あらためてシベリウスという作曲家の偉大さを思い知らされる曲です。

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤10枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1986年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]はっきり言って、当方の理想の演奏です。この美しさそしてチャーミングなところ完璧です。これ以上何が必要だというのでしょう。出だしの濁りの全く無い弦の音(透明感ある美しさ)!一気に引き込まれてしまいます。そして、4楽章の11分というゆったりとしたテンポで1音1音の美しさ!!うーむ。とにかく当方が説明するより未聴の方は是非聴いて下さい。

2)ヴァンスカ@ラハティ響

1997年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]最近の録音で音は鮮明で良いのですが、ごくわずかにホールのノイズがあり、出だしの弦の音に少しノイズが被っているのが残念です(非常に美しいのですが)。全体的アップテンポで美しさを保ちながら、打楽器、金管が音を主張するといった感じで、<シベリウスの交響曲>というものを堪能できるはずです。しかし、当方の理想とは若干、異なるようです。

3)C・デイヴィス@ボストン響

1975年  評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆
[感想]C・デイヴィスのファンの方には大変申し訳無いが、この演奏は<当方の理想>とかけ離れ過ぎる(ことごとく裏切ってくれました)。この演奏を聴いていると、全体的にあせっている感じがしてなりません。美しさに浸る余裕もありません。どうも当方には全くダメです。

4)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1976年  評価
★★★★★★★☆☆☆
[感想]7番では名演を聴かせてくれましたが、6番でもゆったりとしたテンポで好感が持てる演奏です。しかし、残念ながら弦楽器の音に透明感、美しさがなく、べたっとした音になっている。この点だけが惜しまれるところです。ですが、ザンデルリンクのシベリウスへの的を得た解釈には関心させられます。オケの音色がもう少し良ければと思います。

5)マゼール@ピッツバーグ響

1992年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]7番では名演を聴かせてくれたマゼールであるが、この6番ではどうでしょうか。1楽章のゆっくりとしたテンポ、澄んだ弦と純粋に美しい音に浸ることが出来ます。2楽章以降は、通常のテンポにもどりますが、響きの調和を重視した音作りには感心します。チャーミングさはありませんが。<シベリウスの世界>とは異なりますが、別のアプローチによる表現でマゼールならではでしょう。

6)パーヴォ・ベルグルンド@ヨーロッパ室内

1995年  評価
★★★★★★★★☆☆
[感想]さて、最新のベルグルンドのCDです。ヨーロッパ室内は上手いです。個々の演奏者の技量も確かなものです。しかし、しかし、音色がこの6番のイメージと異なります。「なんと!明るく立派な6番なのでしょう。」チャーミングさといいますか、この曲の愛おしさが薄れています。

7)サラステ@フィンランド放送響

1993年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]素晴らしいの一言!ベルグルンド@ヘルシンキ盤に匹敵する美しさ。響きの一体感も申し分ありません。さすが、フィンランドのコンビです(シベリウス音楽が体にしみ込んでいるのでしょう)。特に、1楽章のゆったりとしたテンポは説得力があります。欲を言えば(あくまでも)、4楽章もゆったりと語るように演奏して欲しかった。

8)カラヤン@BPO

1980年  評価
★★★★★★★☆☆☆
[感想]「カラヤン美学」が、この6番でどのように表現されいるのか、興味あるところです。出だしのなんと幻想的な美しさでしょう(透明感はありませんが)。この流れで1楽章はかなり良い演奏と思います。しかし、2楽章以降、響きが重厚になるとともに演奏の精度が鈍り、響きが雑になってきます。この演奏を聴くと、カラヤン及びBPOが、この曲に共感して演奏しているとは思えません。

9)マゼール@VPO

1968年  評価
[感想]

10)バルビローリ@ハレ管

1970年  評価
[感想]
おまけ
以上、当方にとってこだわりのある6番について評価しました。皆さんの評価とは著しく異なる点もあるとは思いますが、当方自身のこだわりと思ってください。しかし、これから先もいろいろな6番を聴いていきたいと思いますが、ベルグルンド@ヘルシンキフィルを越える演奏は現れるのでしょうか?この曲は繊細な曲なので、オケの技量よりも、この曲への思い入れ、共感が大切なのではないでしょうか。当方は、やはり、フィンランドの指揮者、オケの演奏が安心して音楽に浸ることができるようです。

上へ


シベリウス交響曲第7番

シベリウスにとって最後の交響曲です。単一楽章の20分ちょっとの交響曲です。しかし、曲の密度ではこの曲を凌ぐ交響曲はないと思います。はっきり言って余計なものがない。これ以上緻密な曲は作れないと言う事です。ある意味では交響曲の頂点だと考えます。であるのでシベリウス自身も交響曲8番を作曲し完成させなかったと考えます(作曲しようとはしたようですが)。初めて聴いたとき、ラトル@バーミンガム市響のつまらない演奏でしたが(中古行き)、曲自体のすばらしさには鳥肌が立ちました。それ以来、シベリウス中最も好きな曲になりました。ここまで好きになるとついつい評価も甘くなる?

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤11枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1984年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]さて御存知のコンビです。初めの弦の音から、もう「寒々としたシベリウスの世界」に誘ってくれます。このヘルシンキフィル、弦楽器を初め、木管、金管となぜか独特の響きがあるように感じるのですが、これが曲とマッチして、本当にたまりません。この曲に関してのテンポですが、あら快速じゃないのと思われるところがありますが、時間を見ると特に短いわけでもない。ということは、じっくり演奏している箇所もあると言う事です(当たり前か)。たしかに、このコンビ他の交響曲でもこの傾向はある。敢えて、言うならEMIの録音ですかね。何とかなりません?

2)ヴァンスカ@ラハティ響

1997年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]シベリウスの曲は響きが重要なので、優良な録音で聴きたいものです。この点、1997年録音のこの演奏は、良い録音です。上記のヘルシンキと比較して<雄大さ>が感じられます。「荒涼とした北の大地」とでも言うのでしょうか。標準的な名演でしょう。ヴァンスカの特徴(弱音部の強調)がこの曲では見られなかったなあ。

3)マゼール@ピッツバーグ響

1991年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]皆さん、なかなか面白いコンビのCDを持ってるなと思いでしょう。たまたま買ってしまったのですが。この演奏の特徴ですがとにかく遅く、26分も演奏時間があります。まさに「ブルックナーにおけるチェリ」の演奏のようです。冒頭のこの曲の説明でも言いましたが、この曲は密度が濃い。つまり、遅い演奏ほど、この曲の細部、響きが明らかになり、曲の本質が分かるというものです。まったく冗長感を感じることはなく、すばらしい演奏であると思う。隠れた名盤とはこのことを言うのでしょう。「シベリウスらしさ」は感じられませんが、純粋に曲だけを考えると、ベストに近い演奏じゃないのかな。録音も良いし。<さすがマゼール!!やるときはやる>

4)C・デイヴィス@ボストン響

1975年  評価
★★★★★★★☆☆☆
[感想]当方が所有している7番の中では、響きの厚い演奏と言えるでしょう。録音状態もあると思うが、全体的に圧迫感があり、細部が聴き取りにくい演奏である。ヘルシンキフィルを聴いた後では、この演奏の弦楽器の粗さを感じるのは私だけ?そして、C・デイヴィス氏は結構、唸り系の指揮者ですね。

5)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1976年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]またまた超名演です。テンポは、ヴァンスカとマゼールの中間で演奏時間は約24分です。響きの厚さでは、デイヴィスと同じですが、弦楽器、金管、木管、打楽器のバランスの良さがピカイチです。ヴァンスカのところでも<雄大さ>という言葉を使いましたが、この演奏を例えるなら「森や山に囲まれた北の大地」というイメージでしょうか。

6)パーヴォ・ベルグルンド@ヨーロッパ室内

1995年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]オケが室内オケのため、<雄大さ>は感じられませんが、この室内オケ特有のアンサンブルの良さがこの曲の魅力を引き出しています。何と言っても新鮮な響きの数々。新しい7番を体験することが出来ます。

7)サラステ@フィンランド放送響

1993年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]速い演奏です。何と19分台!6番の批評をそのまま載せてもよい内容です。響きからして、シベリウスを感じます。ただし、テンポが速過ぎ!!もっと、じっくり音を聞かせて欲しいなあ。

8)バーンスタイン@VPO

1988年  評価
[感想]

9)ベルグルンド@ロンドンフィル (SACD)

2003年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]カップリングされている2番のところでも述べましたが、ロンドンフィルが ベルグルンドの解釈をきっちりと音にできるのかそれだけ!!やっぱり凄いわ!ベルグルンド・・・・、感動です。オケのお陰か 暗さ、冷たさは薄らいだ演奏ですが、説得力は半端無いなあ。十二分でシベ7の真髄がこの演奏から伝わります。超名演過ぎるやろ(興奮気味!) 亡くなられたのは本当に惜しい。この方以上のシベリウス指揮者は出てくるのかなあ・・・・・。

10)マゼール@VPO

1966年  評価
[感想]

11)バルビローリ@ハレ管

1966年  評価
[感想]
おまけ
以上、7番について述べてきましたが、本当にシベリウスについては優良録音で聴きたいものです。しかし、シベリウスはブルックナー、マーラーと比較して新録音が少ないのが寂しい限りです。再発売は多いが。

上へ


シベリウス交響詩<フィンランディア>

映画<ダイ・ハード2>にも使われていた<フィンランディア>です。一般的なクラシックファンの皆様に「シベリウスの代表的な曲は何ですか?」と質問すると70%の人が<フィンランディア>、10%が交響曲2番、10%がヴァイコン、その他10%の人が、4番、7番、タピオラ、組曲カレリア等々、回答すると考えているのですが、如何でしょうか。当方は交響曲7番と答えるのかな。あまりにも有名なこの<フィンランディア>ですが、シベリウスらしくないところが人気なのでしょうか?つまり、シベリウス・スペシャリストでなくても名演奏が出来ると言う事です。しかし、この<フィンランディア>があるからこそ、シベリウスが有名作曲家となり、作曲した交響曲も注目されることとなった。もし<フィンランディア>を作曲していなければ、北欧の中堅作曲家で終わっていたかも知れません。

sib

当方の超推薦盤

(現在異演盤7枚所有)

1)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1986年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]シベリウスの交響曲演奏では非常に優れた演奏を聴かせてくれるコンビです。おそらく、このヘルシンキフィル創設以来、この曲を最も演奏しているのではないでしょうか。隅から隅まで熟知していることが良く分かる。上手い上手すぎ!!上手いのはよーく分かりました。しかし、この快速演奏はちょっと感動する間もなく終わってしまう。もうちょっとたっぷり盛り上げてくれないかな?

2)パーヴォ・ベルグルンド@ボーンマス響

1972年  評価
★★★★★★★★★★
[感想]ベルグルンドが若い頃の<フィンランディア>である。この曲には、ある程度の「熱気」は必要である。上記のヘルシンキフィルと違いテンポもばっちり。充分盛り上がりの演奏である。しかし、ベルグルンドの北欧らしさが失われておらず、大推薦盤である。

3)オーマンディ@フィラデルフィア管弦楽団

1972年  評価
★★★★★★★★★☆+★
[感想]さすがフィラデルフィア・サウンド!!ポピュラー・クラシックとしての<フィンランディア>を堪能できる。ゆっくりのテンポでダイナミックな演奏である。この演奏を聴くと映画音楽として使用したくなる気持ちになるのも納得。そして何より、この盤の特徴は合唱付き(星1つ追加)ということ!!聴いているだけで興奮してくる。シベリウスもここまで演奏してくれると大満足?

4)C・デイヴィス@ボストン響

1976年  評価
★★★★★★☆☆☆☆
[感想]さて、このC・デイヴィスもシベリウス演奏でちょっと知られているようです。とても歯切れの良い演奏です。こういう解釈もありますか?さらさらと流れて終わってしまいます。録音もちょっと悪い気がする。

5)クルト・ザンデルリンク@ベルリン響

1972年  評価
★★★★★★★★★☆
[感想]奇しくも偶然に、上記のベルグンド@ボーンマスとオーマンディと同じ1972年録音。さらに解釈及びテンポについても、このベルグンド@ボーンマス(北欧風)とオーマンディ(派手風)との中間に位置する感じである。しかし、この中間の解釈で、これほどの名演をやってしまうところにザンデルリンクの凄さがある(おそらく交響曲のところでも同じコメントを繰り返すかもしれませんが)。

6)ペトリ・サカリ@アイスランド響

1997年  評価
[感想]

7)マゼール@ピッツバーグ響

1991年  評価
[感想]
おまけ
以上、5枚について批評しました。この曲についてはシベリウスの交響曲購入ととも自然に増えていくので、追々、追加していくことになると思います。カラヤンの演奏も聴いてみたい気がします。

上へ


シベリウス<クレルヴォ交響曲>

なんと作品番号7です。交響曲1番が作品番号39、フィンランディアでも作品番号26です。いかに、このクレルヴォ交響曲が初期の作品か分かります。何とも明快な旋律、感情高ぶる旋律と民族色豊かな曲です。シベリウス・ファンなら必聴です。いーや、シベリウスはちょっとという方でも、一聴する価値はあります。とにかく分かりやすい。特に、1楽章出だしの「クレルヴォのテーマ」には超感動。「フィンランディア」よりも良いかも?他にも3楽章の男性合唱、終楽章のフィナーレと聴き所満載です。

1)パーヴォ・ベルグルンド@ボーンマス響 コスティア(S)ヴィタネン(Br) ヘルシンキ大学男声合唱団

1970年
[感想]なんと、この演奏は世界初録音とのこと。かなりの名演だと思います。これもシベリウスを知り尽くしたベルグルンドだから出来たことだと思います。

2)サラステ@フィンランド放送響

1996年
[感想]

3)デイヴィス@ロンドン響

2005年
[感想]

4)パーヴォ・ヤルヴィ@ストックホルムフィル

1997年
[感想]

5)パーヴォ・ベルグルンド@ヘルシンキフィル

1985年
[感想]

上へ

inserted by FC2 system